墨田区両国で腰痛・坐骨神経痛に特化した 両国さいち整骨院

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初めての整復は子供のコーレス骨折

初めての整復は子供のコーレス骨折

患者さんからの差し入れでピーナッツをいただきました。
それを食べていたら、なんだか少し昔のことを思い出してしまいました。
国家資格を取ってすぐの頃。鹿児島から上京してきた時のことです。
今回は、そのころの話をしたいと思います。


今では、骨折などの急性外傷を処置することもなくなってしまいましたが、昔は整形外科に勤めていて外傷の処置をしていました。
柔道整復師として初めて勤務したのが千葉県の整形外科でした。
そのクリニックでは骨折の整復や固定を柔道整復師に任せてくれるところで、外傷の経験を積むのには最適だと思って希望した場所です。

当時、そのクリニックには柔道整復師が3人いてそのうちの一人が私でした。
勤務し始めて半年ぐらいたった頃に、初めて骨折の整復の助手を任されました。
助手といってもただ患者さんの腕を持ってるだけなんですが、ドキドキしたのを憶えています。

骨折の治療方法は、手で直接治す徒手整復などの非観血療法と手術による観血療法があります。
当時のクリニックでは、ほとんど徒手整復による整復を行っていました。しかも、無麻酔。
これは院長の方針でもあったと思います。
無麻酔下での徒手整復にはメリット・デメリットありますが、それについてはまた別の機会に。

助手は骨折した場所を両手で固定して動かないようにするのですが、術者が整復操作をすると、固定している指に骨が動く「ズクズク」っという感じが伝わってきます。
骨が動く感じがはっきりと分かるあの音というか感触と、患者さんの叫び声は今でも思い出せます。

当時の院長は整復が抜群にうまかったのも憶えています。
大きな病院から転院してきた、ひどい転移が残ったまま固定されている患者さんのレントゲンを見て、「流石にこれはひどすぎる」とギブスを外して再整復したこともありました。
院長が言った「アカデミックにいこうよ」は心に残っています。

そんな感じで骨折の現場に立ち会うことはありましたが、先輩が二人いるし自分が整復するのはまだまだ先だと思ってのんきにしていました。


ある土曜日の夕方、もうすぐ終わりそうだと気を抜いていた時に、腕を抱えた女の子が入ってきました。
「あの感じは骨折かな」と予想していたら案の定、骨折でした。

子供が手首の骨折をした場合、バッキリと完全に折れてしまう完全骨折は少なく、骨はつながったまま折れ曲がってしまう不全骨折が多くなります。
不全骨折は予後もよく、特に子供は自家矯正力が高いため比較的安心な部類の骨折です。

骨折がわかった時点で、一番下っ端の私は固定のための準備を始めます。

その時もいつもどおり準備していたら、なぜか主任じゃなくて自分が院長に呼ばれました。
なんだろうと診察室に入ったら、院長が私の顔を見ながら「若木(骨折)だからやってみる?俺、サポートに入るから」と。

「えっ!!まじで?」と内心焦りました。
心の準備も頭の整理も全くしていなかったからです。


その2へつづく