デスクワークで腰が痛くなるのはなぜ?
今回は、デスクワークにでおこる腰痛についてです。
長時間のデスクワークで肩こりになるイメージはあると思います。
実際に肩こりでお悩みの方は多くいらっしゃいますが、実は腰痛でお悩みの方も結構いるのです。
一般的には、重たいもの持つ重労働者の方や立ち仕事の方は腰に負担がかかっているイメージはありますが、座っている状態のときも腰にかかる負担は大きいのです。
腰にかかる負担は、立っている状態を100とすると、座っている状態では150になり座っているほうが大きくなります。
前かがみの状態になると負担はさらに大きくなります。
座った状態で前かがみになりながら荷物を持ち上げると280にもなります。
ですので、仕事などで長時間座っている人のほうが腰が痛くなりやすいのです。
腰への負担が一番少ない姿勢は、仰向けで寝たときで立位を100とすると25程度の負荷ですみます。
しかし、仕事中に横になることはできませんよね?
少しでも腰痛を軽減させるために、座り方を変えてセルフケアをすることをオススメします。
良くない座り方としては
・前かがみになっている
・足を組んで座る
・パソコンや書類に対して斜めに座る
などです。
そのような座り方をしている人は、腰痛をひどくしてしまいます。
椅子に座るときのポイントとしては、骨盤を立てて座るということです。
骨盤を立てる感覚がわからない人は、正座をしてみましょう。
正座をすると自然と骨盤が立つ状態になります。
その感覚が骨盤がたった状態ですので、覚えておきましょう。
そして、骨盤を立てるためには、イスに深く座ることも大切です。
浅く座ると骨盤が傾いてしまいます。
さらに、下ろした足をそろえるのではなく前後にずらしておくとより効果的です。
もう一つのポイントは、同じ姿勢を長時間続けないこと。
どんなに良い座り方をしていても、長時間続けると逆効果になってしまうこともあります。
できるだけこまめに姿勢を変えたり、1時間に1回は立って歩くようにすることが重要です。