足のしびれ・神経痛の症状

特徴的な症状
  • 太ももやふくらはぎに鋭い刺すような痛みが走る
  • 足全体または一部がしびれるような感覚がある
  • 足にうずくような痛みが続く
  • おしりから足先の間で痛みが広がるような感じがする
  • 足に燃えるような痛みを感じる
  • ピリピリ感やチクチクした感じが続く
  • 足の筋力が弱くなり、歩行や立ち上がりが難しくなる

これらの症状は、足にしびれや痛みを訴える方によく見られます。
神経痛は、うずくような強い痛みや刺すような鋭い痛みが特徴的です。
しびれや神経痛は、神経や血管の問題、姿勢の不良、圧迫などが原因で起こる場合があります。

足のしびれや神経痛が起こる原因

足のしびれや神経痛が起こる理由は様々です。
以下に一般的な理由をいくつか挙げてみますが、個々の症状や状況によって原因は異なる場合があります。

【抹消神経の問題】

脊椎や筋肉の問題、椎間板ヘルニアなどが神経に影響することで、足のしびれや痛みが起こります。
代表的なものとして坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニアなどがあります。

【循環不全】

血管の狭窄や閉塞によって、足への血流が制限されると足のしびれや痛みが起こる場合があります。

【脳や脊髄の疾患】

中枢神経の問題でしびれが起こることがあります。
脳卒中や脳腫瘍、脊髄損傷などが神経信号の伝達に影響を与え、足の異常感覚を引き起こす場合があります。

【内科的疾患】

内科疾患でのしびれもあります。
代表的なのは糖尿病で、高血糖が神経に影響を与え、末梢神経障害を引き起こすことがあります。これにより足のしびれや痛みが発生する場合があります。

【薬の副作用】

抗がん剤など特定の薬の副作用として、足のしびれが現れる場合があります。

【怪我や外傷】

足部の怪我や外傷が神経や組織に影響を与え、しびれや痛みが起こすことがあります。

【関節や筋肉の問題】

姿勢や体の使い方の問題が原因となることがあります。
不良な姿勢や偏った体の使い方が原因となり、関節や筋肉の問題が大きくなり、神経や血管に負担がかかり、足のしびれや痛みを引き起こすことがあります。

坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、総腓骨神経麻痺、浅腓骨神経麻痺、モートン病、足根管症候群など足のしびれや痛みを引き起こす疾患は数多くあります。
しかし、病院に行っても具体的な病名が分からないまま、しびれや痛みを感じることもあります。

また、中枢神経の問題、内臓疾患、薬の副作用によるものなどは、整体での対応が難しいものになります。その場合、病院での手術や投薬などの対応が必要になります。

痛みの表現による神経痛の見極め方

神経の痛みなのかそれ以外の問題の痛みなのかは、施術前のカウンセリングである程度の推察ができます。

「刺すような痛み」「動いた瞬間にズキッとする」といった痛みの表現は、関節性の痛みの可能性が高くなります。関節性の痛みは鋭い痛みが多く、そのような表現をする方が多くなっています。
また、「痛いところはどこですか?」と質問すると「ここです」と指で指し示せることが多く、さらに身体の真ん中より左右のどちらか寄りであることや、指差したところは関節が存在する場所だというのも特徴です。

それに対して神経痛の場合では、痛みの場所を明確に指し示すことは難しく、「この辺り一帯が」「ここらへんの奥のほうが」といった具合に、広い範囲に痛みや違和感を訴えます。
また、痛みの表現も「なんとも言えないけど、嫌な感じがする痛み」といった言葉で伝えてくれることが多くなっています。

このような痛みの表現がある場合、神経に関連した問題を疑います。

整体で対応可能な足のしびれ・神経痛

徒手療法といわれる整体で対応できるしびれや神経痛は

① 関節や筋肉の問題
② 循環の問題
③ 末梢神経の問題

によるものです。

① 関節や筋肉の問題

足のしびれや神経痛の原因として、関節や筋肉の問題が関与する場合があります。

長時間同じ姿勢を続けたり、スポーツや仕事で筋肉に負担がかかると、筋肉の柔軟性が低下します。この結果、硬くなった筋肉が動かす関節の動きが制限されることがあります。
筋肉の柔軟性が低下すると、その周囲にある神経や血管に負担がかかります。関節の動く範囲が制限される状態も同様です。
これらの原因によって痛みやしびれが起こることがあります。

② 循環の問題

先に述べた筋肉や関節の問題が起こると、血管が圧迫されて狭くなります。
その結果、足に届くはずだった血液の量が減少します。
足の細胞や神経が必要とする酸素や栄養が不足し、細胞の正常な働きが妨げられます。
この欠乏によって足の神経が過敏になり、しびれや痛みが生じる場合があります。

さらに、循環の問題が神経の信号を妨げる場合もあります。
これが原因で異常な感覚や痛みが生じることがあります。
また、血管が収縮して血流が制限されることで、足の組織に影響が強まる場合もあります。

これらの過程によって、足先や足全体に痛みやしびれが感じられることがよくあります。

② 循環の問題

末梢神経は体の端から脳や脊髄に信号を送る役割を担っています。
しかし、何らかの理由でこの神経に問題が起きると、正常な信号の伝達が阻害されます。
末梢神経が異常な信号を送ると、痛みやしびれのような感覚が生じることがあります。
これが足に影響する場合、足のしびれや神経痛が現れる可能性があります。

例えば、椎間板ヘルニアなどによって末梢神経が圧迫されたり、外傷を受けたりすると、神経の正常な働きが阻害される場合があります。

また、末梢神経が炎症を起こすと、その周囲の組織や血管に影響を与え、足のしびれや神経痛が生じることがあります。症状が進行すると、しびれや痛みがより強くなる場合もあります。
最後に、末梢神経が異常な信号を送ると、症状が足全体に広がる場合があります。

これらの問題は密接に関連し、しびれや痛みが起こっています。
そのため、一つの問題だけを解決するのではなく、すべての問題にアプローチすることが重要です。
特に、筋肉の緊張や関節の問題が神経の滑走性を低下させている場合、整体施術によって症状が緩和されることがよくあります。

施術について

足のしびれや痛みは、長時間の同じ姿勢、それに伴う筋肉の緊張、関節の可動性減少、循環不全、神経の滑走性低下などが原因として考えられます。

そうした観点から、当院では痛みの出ている部分だけでなく、全身の調和を取り戻すことを目指した施術を提供しています。
これにより、足のしびれや痛みにお悩みの方が快適な生活が遅れるようお手伝いをしています。

当院の考え方

脊柱菅狭窄症の場合、背骨を支える働きを取り戻し安定して使えるようにすることが大切だと考えています。
背骨の仕事である「身体を支える」ことができない状態になっていると、靭帯や関節に負担がかかります。
その状態が長く続くことで脊柱菅狭窄症という結果を引き起こすのです。
体を支えるために必要な筋肉(インナーマッスル)とそれを支配する神経が出る背骨の部分の可動性を出し、負担を減らすことで本来の身体の使い方を取り戻させることを目的に施術をしていきます。

関節の調整

神経の通り道である背骨や骨盤などの関節の調整を行います。

背骨や骨盤の間から足へ分布している神経が出ています。
各関節の動きが悪くなっていたり歪んだ状態でいると、しびれや神経に沿った範囲の痛みを引き起こすことがあります。

動きの悪くなっている関節の調整を行うことで、しびれや神経にそった痛みの緩和が期待できます。

神経の滑走性改善

神経の滑走性を改善するためには、マニュピレーションを行います。

神経は、筋肉や関節などの組織の中を通っています。
体を動かしたり姿勢を変えたりする際には、これらの組織の間をスムーズに移動できることが重要です。
しかし、神経自体が硬くなると、その滑走性が低下し、痛みやしびれの原因になることがあります。

神経の滑走性を改善することで、痛みやしびれの緩和が期待できます。

筋肉の調整

筋肉の調整を行います。

筋肉が硬くなると、神経や血管に負担がかかり、痛みやしびれを引き起こすことがあります。
特に、硬い筋肉は姿勢を悪化させたり血流を阻害したりします。
そのため、これらの問題を改善するために、筋肉の柔軟性を取り戻し循環を改善することを目的としたアプローチを行います。

膜の調整

体の各組織に存在する膜(ファシア)の調整を行います。

「膜」は、体のいたる所に存在しています。
主に、筋、内臓、骨、神経、血管などの組織を覆っています。有名なところでいうと「筋膜」「腹膜」です。

膜は、「組織同士を区別する」といった役割の他に、「体を動かす」「支える」「組織同士をつなぐ」といった役割も持っています。
膜の柔軟性が低下すると、体のバランスや動きが制限され、血液の循環にも影響が出ることがあります。
それによって、足の痛みやしびれを引き起こす可能性があります。

この膜の問題を解消することで、痛みやしびれの緩和が期待できます。

通院期間について

最初は週に1~2回ほどのペースで通院してもらいます。
その後、体の状態により通院間隔を2週間に1回ほどにしていきます。
再発しない体作りを目的とした長期的な観点で施術計画を立てていきます。

きちんとカウンセリングと検査を行うことで、原因となる部位を見極めていきます。
だからこそ、一人ひとりに合わせた施術計画を立てることができ、より的確に原因部位へとアプローチすることができるのです。

現在、足のしびれや痛みでお困りであるならばぜひ当院へご相談ください。
つらいお悩みの改善へとお手伝いさせていただきます。

よくいただく質問

自宅でストレッチをすると良くなりますか?

筋肉の柔軟性が低下したことが原因にの場合では効果的です。
それ以外の問題で痛みが出ている場合では、ストレッチは重要ではありません。
またストレッチを行う場合でも、どの部分にストレッチをすると効果的なのかを判断してから行うほうが望ましいです。

1回で良くなりますか?

当院は、1回の施術で全ての問題を解決するような治療院ではありません。
体全体を整えて、「今ある問題を解決するだけでなく再発を少なくする」ことをコンセプトに施術計画を組み立てています。
多くの場合、複数回の施術と改善のための通院期間が必要になります。

初回の施術で効果を感じていただくことも多いのですが、1回の施術で全ての問題を解決したいとお考えの方は、恐れ入りますが他院のご利用をご検討ください。

骨盤矯正をすれば痛みは無くなりますか?

骨盤の問題だけで痛みが出ているのでしたら、効果は感じられるかもしれません。
しかし実際は、骨盤以外の問題で起こっていることがほとんどです。
骨盤を矯正すればすべての問題が解決するわけではありません。

料金

基本コース
初回 11,000円(初検料 4,000円 + 施術料 7,000円) 
2回目以降   7,000円

初回は、症状の詳しい聞き取りや検査などを行い施術プランをご説明致します。
検査・説明に力を入れておりますので、60~70分ほどお時間をいただきます。
2回目以降は30~40分ほどです。状況により施術時間は前後します。

お気軽にお問い合わせください。03-6240-2776受付時間 平日10:00-20:00  土日10:00-18:00 木曜・祝日休み

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