〒130-0026 東京都墨田区両国2-17-2
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なぜ股関節に痛みが起こるのか、原因・症状・当院での施術などについて解説していきます。
股関節の痛みは、股関節自体が問題になる場合、脊柱や足関節など他の組織との兼ね合いで痛みが出る場合などがあります。
股関節の疾患で特に多いのは変形性股関節症です。大腿骨頭壊死、リウマチ性股関節症を含めた3つの疾患が成人に多い股関節疾患になります。
大腿骨頭すべり症は子供に、頚部骨折は高齢者に多い疾患となっています。
変形性股関節症は股関節に痛みを引き起こす代表的な疾患で、中年以降の女性に多く発症します。股関節を構成する骨や軟骨に過剰な負担がかかることで起こる、軟骨のすり減りや骨が変形して痛みを出す病気です。
これらの疾患を確定させるためには、画像診断が必須です。徒手的に行う整形外科学検査だけでは、疾患を特定するのは非常に困難だからです。特に難病指定されている大腿骨頭壊死症や自己免疫疾患のリウマチは、早期発見早期治療がその後の状態に大きく影響していきます。
足もつけないほどの激しい痛みがある場合、まずは病院などでの画像診断で股関節の状態を確認することをおすすめします。
股関節の痛みの原因は股関節にあると思うかもしれませんが、実際には股関節以外の問題で痛みが出ている場合が数多く見受けられます。
実際に当院に来院される方にも、股関節に変形があっても痛くない方もいれば、変形がなくても痛みを訴えられる方もいます。
その違いは何なのか?
それは「機能がうまく働いている状態」かどうかの違いです。
関節や骨の変形などに構造上の問題があっても、股関節の役割としての「体を動かす」「体を支える」などの機能の部分で問題が無ければ痛みなく動けるようになります。
股関節の痛みでお悩みの場合、機能の問題点を解消することが大切です。
筋肉が正しく使えているか、神経伝達が正常に働いているか、背骨や膝・足首など他の関節との連動が取れているか、股関節にどのような機能障害が存在しているのかを確認し、問題を取り除くことが症状改善のために必要なことです。
股関節痛を引き起こす原因として、筋肉・神経・他の関節との連動性からくる機能障害が考えられます。
特に股関節周囲の筋肉がうまく使えない状態が続くと、関節に負担がかかり変形の進行や動く時に痛みを出すようになっていきます。
では、なぜうまく使えない状態になってしまうのか?
股関節の痛みを改善するために、注目するべきポイントをピックアップしてみます。
胸椎と腰椎の境目を胸腰椎移行部といいますが、この部分の問題が股関節の動きに関与します。
あなたは、下の写真のような姿勢になっていませんか?
このような姿勢は胸椎・腰椎に負担がかかります。
この部分に負担がかかると何が良くないのかと言うと、股関節の働きに関する神経や筋肉に負担がかかってしまうことです。
ここから出る神経は股関節周囲の筋肉と感覚を支配します。
胸椎・腰椎の可動性減少により神経伝達に問題が起こると、筋肉の働きが低下し股関節の機能に問題が生じます。
そうすると、体を動かす時に股関節に対する負担が大きくなり、痛みを出してしまいます。
股関節の働きに関わる筋肉の中でも、特に注目しているのは大腰筋と大腿直筋です。
これは股関節を曲げる筋肉で、太ももを上げる働きを担います。
これらの筋肉が硬くなると、股関節を曲げる動きに制限がかかり股関節本来の働きができなくなります。歩く時やしゃがむ時などで痛みを発する場合に疑うべき筋肉です。
大腰筋は腰椎から始まり股関節に付く筋肉で、腰椎の動きや股関節の動きに関与します。
大腰筋の間を鼠径部に行く神経や血管が走行しており、大腰筋が硬くなると神経伝達や血流量への悪影響があります。
大腿直筋も大腰筋と同じ様に股関節を曲げる働きがあります。
大腿直筋は骨盤に付く部分が2つあり、一つが直頭でもう一つが反回頭といいます。この反回頭が重要になります。反回頭は、股関節の受け皿である臼蓋の上の方と関節包に付いています。この付着部で動きが悪くなっていると、股関節を制限してしまい痛みを引き起こすことがあります。
実際に、反回頭の癒着を剥がすようなアプローチをすることで、曲げるときの痛みが大きく軽減する場合が数多くみられます。
また、大腿直筋は大腿神経の支配で、大腿神経は腰椎の2~4番目からでてきます。腰椎の可動性減少があると、大腿神経に問題が起こり大腿直筋の働きが悪くなることで股関節に痛みを出します。
股関節が単体で動くことはなく、背骨、骨盤、膝、足首などと連動して動きます。
他の部分が動かなくなることで、結果として股関節に負担がかかります。
股関節の問題だけでなく、他の関節との運動連鎖上の問題を考える必要があります。
例えば、骨盤が前に傾く姿勢が続く場合には、股関節の前側に負担がかかります。逆に、後ろに傾く姿勢が続くと、股関節の受け皿にあたる臼蓋の上の部分に負担がかかります。骨盤の傾きにより筋肉や靭帯が短縮したり伸張することで痛みを出す原因にもなります。
股関節に痛みがでていても、負担のかかる部位と原因がそれぞれ違うため、それに合わせた問題を解消する必要があります。
病院や整形外科での股関節痛の治療は、保存療法か手術療法が選択されます。
手術は、人工関節や骨切り術を行います。
また、炎症を抑える目的での投薬やブロック注射などの手段やリハビリなどで運動療法や物理療法を行う場合もあります。
股関節の痛みがなかなか改善されなかったりすると、病院や整形外科では手術をすすめられることがあります。
しかし、その痛みは股関節だけに問題があるとは限りません。別の問題で股関節に痛みが出ている場合もあります。その別の問題を解消することで、治らないと思っていた股関節の痛みが改善することがあります。
もちろん、末期の変形性股関節症などの方を保存療法で治すことはできません。どうしても手術が必要な場合もあります。
その上で、私が保存療法でお手伝いができることは、手術が回避できる状態をできるだけ長く維持して、股関節のお悩みを解消しできる限り自分の足で歩けるようにすることだと考えています。
神経の滑走性の低下や神経伝達の問題解消を目的としたアプローチを行います。
特に股関節の動きに関わる神経は背骨から出ていきます。
背骨の硬さや神経が走行するルートで問題がないかを重点的に検査していきます。
股関節の動きに関連する筋肉をチェックしていきます。
お尻や太ももの筋肉だけでなく、体幹の筋肉である背筋や腹筋群も股関節に影響を与えます。
股関節自体だけでなく、股関節に影響を及ぼす骨盤・背骨・膝・足首などの構造へのアプローチを行います。
骨盤の傾きや腰椎の動きをチェックして可動性が低下している部分の動きを良くします。
股関節の痛みに関しては機能障害を取り除くことを重視しています。
変形がある場合、変形が改善する見込みはありません。しかし、変形があっても痛みがない方がいるのも事実です。機能の改善を図り、股関節の痛みを解消することを目的とした施術を行います。
機能改善のためには、3ヶ月を1つの基準としています。
すべての方が3ヶ月で回復するわけではありませんが、変化が起こるには最低でもこれぐらいの期間を必要とする場合がほとんどです。もちろん通院ペースや症状の強さ、体の状態にも影響されます。
早期に症状が改善する場合もありますが、根本的な問題が解消されていない状態で通院をやめてしまうと、症状がぶり返してしまうことがあります。
体に定着するまできちんと通院して体を整えることをおすすめしています。
最初は週に1~2回ほどのペースで通院してもらいます。その後、体の状態により通院間隔を2週間に1回ほどにしていきます。
快適な日常生活を送ることを目的とした、的な観点で施術計画を立てていきます。
きちんとカウンセリングと検査を行うことで、原因となる部位を見極めていきます。
だからこそ、一人ひとりに合わせた施術計画を立てることができ、より的確に原因部位へとアプローチすることができるのです。
現在、股関節の痛みでお困りであるならばぜひ当院へご相談ください。
つらいお悩みの改善へとお手伝いさせていただきます。
初回は、症状の詳しい聞き取りや検査などを行い施術プランをご説明致します。検査・説明に力を入れておりますので、60~70分ほどお時間をいただきます。
2回目以降は30~40分ほどです。状況により施術時間は前後します。
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