斜頭症・絶壁 いつから施術を始めればいいの?

頭の形でお悩みのお子様への施術は、できるだけ早い時期に開始することをおすすめしています。

赤ちゃんの頭は、脳の成長に合わせて形を変えられるように非常に柔らかくできてます。
脳の重さは1歳頃には出生時の倍になるとも言われていて、2歳頃には約3倍になり、4~6歳頃には大人の脳の90%に達するとされています。
このような事実からも、できるだけ早い時期に施術を開始するべきだと考えています。

当院では、ヘルメット治療が行えない2歳以降のお子様への施術も提供しております。
2歳以降から施術を開始すると、形を整えるという部分で見ると改善ペースが落ちたり通院期間が長くなる傾向があるようです。
これは一般的な傾向があるというだけで、施術の効果には個人差があるということをご了承ください。

おすすめの開始時期

脳の成長に合わせた施術を行うためにも、生後6ヶ月以内にスタートすることをおすすめしています。
遅くとも2歳くらいまでには開始できているといいです。

しかし、早く始めればすぐに効果が表れるということではありません。
年齢や開始時期だけでなく、斜頭症の重症度によっても改善ペースは変わってきます。

通院期間

通院期間については、個人差が大きいため、6ヶ月から1年の範囲で考えています。
特に、最初の3ヶ月は、頭部を柔軟にする期間として非常に重要だと考えています。
この期間に、頭蓋骨の土台の部分へのアプローチを行うことで、より効果的な斜頭症の改善が期待できます。

施術の開始が1歳以降である場合や、頭の変形が強い場合には、週2回の通院も検討しご提案させていただきます。
具体的なの通院の目安や期間は、お子様それぞれの状態に合わせて調整いたします。

定期的な通院が、お子様の健やかな成長に繋がる一環となりますので、ご理解とご協力をお願いします。

施術について

当院の施術は、オステオパシーという手技をベースに行います。オステオパシーは非常にソフトで優しい施術です。

歪んでしまった頭は本来の動きが制限されていますので、優しく触りながら本来の動きを取り戻せるように誘導していきます。
頭蓋骨を直接触る物理的なアプローチだけでなく、脳が成長して大きくなる力や液体の力など、内側からの力を利用して頭蓋骨を矯正します。

頭部の突き出た部分を強く押して元に戻すのではなく、内側からの力を活用することで、触れるだけの優しい施術でも改善を目指すことができるのです。