2歳を過ぎた子どもの斜頭症、改善のカギは全身のバランスにあり

斜頭症に悩む親御さんにとって、頭の形が気になるのは当然のことです。
しかし、頭の形を改善するためには、頭だけに注目するのではなく体全体のバランスを整えることが非常に重要です。
2歳を過ぎても斜頭症が改善できる理由は、体全体の調整が頭に良い影響を与えるからです。

今回は、頭だけでなく背骨や骨盤、手足の動きの改善がなぜ斜頭症の改善に役立つのかについて解説します。

斜頭症改善のポイントは「全身のゆがみ」を整えること

赤ちゃんや幼児の斜頭症の改善ためには、単に頭の形を調整するだけではなく、背骨や骨盤、さらには手足の動きにも目を向けることが大切です。
意外に感じるかもしれませんが、小さな子どもの体にも歪みが生じることがあります。
特に体の歪みが強いお子さんの場合、手足の動きにも左右差が見られることが多いです。
この左右差や体の歪みを放置してしまうと、結果的に頭の形にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、これらを調整することが必要です。

では、体のゆがみが頭の形に影響を与えるのはなぜでしょうか?
その理由は、体全体がつながりあっているためです。

体はすべてつながっている

人間の体は、頭から足先まで一つのユニットとして機能しています。
頭蓋骨の歪みがある場合、それだけではなく、背骨や骨盤、手足の使い方にも問題があることが多いのです。
特に赤ちゃんや小さな子どもは、発達が未熟であるため、どこか一箇所に歪みがあると他の部分にも影響を及ぼしやすいのです。

例えば、背骨に歪みがあると、それに伴って頭の位置の不整が起こり、頭蓋骨に歪みが出てしまうことがあります。
また、手足の動きが不十分だと体の他の部分に余計な負担がかかり、結果として頭部にも影響が及びます。
このように、全身が連動しているため、斜頭症の改善には体全体を見直すことが重要です。

「膜のつながり」に注目

体のつながりの中でも特に重要なのが、「膜のつながり」です。
体の内部には「ファシア」と呼ばれる膜が存在し、この膜が頭から足先まで体全体を包んでいます。
この膜は、筋肉や骨、臓器の位置や動きを支える役割を果たし、全身を一つのネットワークとして結びつけています。

斜頭症の改善を考える際、この膜の影響は無視できません。
膜がどこかで引っ張られたり歪んでいると、その影響は全身に波及し、結果的に頭部にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
例えば、骨盤が歪んでいるとその影響で膜が引っ張られ、頭の形にも影響を与えてしまいます。

全身のバランスを整えることで斜頭症が改善しやすくなる

このような理由から、斜頭症の改善には頭だけでなく、背骨や骨盤、手足のバランスを整えることが大切です。
全身のバランスが整えば、筋肉や骨、そして膜の動きがスムーズになり、頭蓋骨の歪みも自然と改善しやすくなります。
逆に、全身のバランスが崩れている状態では、いくら頭の形を矯正しようとしても効果が出にくくなるのです。

まとめ

斜頭症の改善には、頭だけでなく体全体の歪みに目を向けることが大切です。
体全体がつながり、特に膜のつながりが重要な役割を果たしているため、背骨や骨盤、手足のバランスを整えることが斜頭症の改善に繋がります。
また、小さな子どもには体の歪みや手足の左右差があることが多いため、これらの調整も必要です。

もしお子さんの頭の形が気になる場合は、頭の調整を受けるだけでなく、体全体のバランスにも注意を払いましょう。
全身の調整によって斜頭症はさらに改善しやすくなるでしょう。

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