こどもの斜頭症—ヘルメット治療と整体、どちらが最適？

赤ちゃんの頭の形が気になる親御さんにとって、斜頭症の治療選びは大きな悩みです。
特に「ヘルメット治療」と「整体の施術」のどちらが最適か迷う方も多いでしょう。
それぞれの治療法には異なる特徴があり、子どもの健康や将来を考えると、しっかりと理解してから選ぶことが重要です。

今回は、ヘルメット治療と整体の施術の違いや、それぞれのメリットとリスクについてお伝えします。
ぜひ参考にして、お子様にとって最適な選択肢を見つけてください。

ヘルメット治療とは？

ヘルメット治療は、特殊なヘルメットを装着して頭の形を矯正する方法です。
生後数か月から1歳前後までに行われることが多く、成長する頭蓋骨を圧迫や制御しながら、頭の形を理想的に整えることを目指します。

メリット:

• 矯正効果
  : ヘルメットの着用により、頭蓋骨が成長する方向を制御できるため、短期間で頭の形が整えられるケースが多いです。
• 豊富な実績
  : ヘルメット治療は数多くの成功事例があり、長年にわたる実績があります。
  病院でも推奨されることが多く、信頼性が高い治療法です。

デメリット:

• 長時間の着用
  : 1日23時間ほど着け続ける必要があり、特に外見や快適性を気にする親御さんには負担が大きいです。
  また、皮膚にトラブルがある場合、ヘルメットの着用が難しいこともあります。
• 見た目
  : 赤ちゃんにとって長時間ヘルメットを着けるのは不快かもしれませんし、外見も気になるポイントです。
• 首がすわらないと始められない
  :生後1～２ヶ月で頭の歪みに気づいても、首がすわるまではヘルメット治療を始めることができません。
  早くても、生後3～4ヶ月頃からスタートすることになります。

整体による斜頭症の施術とは？

一方、整体の施術では、頭蓋骨の柔軟性を活かして手技で調整していきます。
特に当院の施術は、頭蓋冠（頭の上部）だけでなく、頭蓋底（後頭部や頭の下部）の調整にも対応しています。

メリット:

• 皮膚トラブルがあっても安心
  : アトピーや敏感肌の赤ちゃんにも安心して施術を受けていただけます。
• 後頭部の調整が可能
  : 特に後頭部の変形が強い場合、整体の施術では頭蓋底まで調整できるため、ヘルメット治療では対応しにくい部分にもアプローチできます。
• 施術の対応期間が長い
  :対応期間は、生後1ヶ月から10歳頃まで対応可能です。「自然に治ると思っていたけれど、改善しなくて後悔している…」という場合でも、施術を受けることができます。

デメリット:

• 通院頻度が高い
  : 整体の施術は定期的な通院が必要です。小さいお子さんを連れての移動の大変さが伴います。
• 一定以上の通院期間が必要
  :ある一定以上の通院期間が必要になります。
  施術の効果には個人差があるので、確認しながら通院期間を決めていく必要があります。

ヘルメット治療と整体の比較

手段の違い

ヘルメット治療は頭の形を強制的に整える方法で、短期間での効果が期待できますが、1日23時間以上の長時間の装着が必要です。
一方、整体の施術は、体全体のバランスを調整しながら自然な成長をサポートするため、改善に時間はかかりますが、体に負担が少ないのが特徴です。

治療期間と対応年齢の違い

ヘルメット治療は、生後３か月ごろから1歳半までの間に行うことができます。１歳半を過ぎるとヘルメット治療はできなくなります。治療期間は3～6ヶ月ぐらいが一般的です。
整体の施術は、赤ちゃんの成長に合わせて行うため長期間のケアが必要ですが、生後１ヶ月から１０歳ぐらいまで対応可能です。

リスクと安全性

ヘルメット治療は、医師の管理下で行われるため、安全性が高いとされています。
ただし、長時間の装着により、湿疹やかぶれなどの皮膚トラブルが発生する可能性があります。
特に、アトピー性皮膚炎のあるお子さんには注意が必要です。

一方、整体の施術は、、強く押さえつけるようなマッサージや圧をかける施術は、赤ちゃんにとってリスクが高いため、適切な技術と知識を持つ施術者によるケアが不可欠です。
当院では、赤ちゃんに負担をかけないオステオパシーを取り入れた施術を行っており、強く押したりすることなく、安心して受けていただけます。

費用と選び方

どちらを選ぶかは、費用や生活スタイル、子どもの性格や体質によっても変わってきます。
ヘルメット治療は1回の治療に多くの費用がかかりますが、通院頻度は比較的少ないのが一般的です。
整体の施術は、ヘルメット治療と比べると費用が抑えられることが多いですが、定期的な通院が必要です。

どちらの選択肢にしても、親御さんがしっかりと納得した上で、最良の方法を選ぶことが大切です。

当院の施術方法について—オステオパシーを用いたアプローチ

当院では、オステオパシーという手技療法を取り入れて、赤ちゃんの頭の形だけでなく、全身のバランスも整えることを重視しています。オステオパシーは、身体全体のつながりに注目し、特定の部分だけでなく、体全体を調整することで健康を回復させるアプローチです。

頭だけでなく、背骨や骨盤も調整 斜頭症の改善には、頭蓋骨だけでなく、背骨や骨盤の歪みも関与していることがあります。赤ちゃんの体は成長過程にあり、全身のバランスが取れていないと、頭の形だけでなく、将来的な姿勢や体の成長にも影響を与える可能性があります。当院では、オステオパシーの手法を使い、頭から背骨、骨盤までの全身の調整を行うことで、赤ちゃんが自然な体の形に成長できるようサポートします。

この施術方法により、頭蓋骨の形を整えると同時に、全身の健康を促進し、赤ちゃんの将来的な体の成長や発育にも良い影響を与えることが期待できます。

まとめ

こどもの斜頭症に対して、ヘルメット治療も整体の施術もそれぞれにメリットがあります。
大事なのは、お子さんの状況や親御さんの希望に合わせて、最適な治療法を選ぶことです。
当院では、親御さんのお悩みや不安に寄り添い、丁寧なカウンセリングと施術を提供しています。
ぜひお気軽にご相談ください。

あなたの大切なお子さんが、より自然で快適な頭の形を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

【両国さいち整骨院】
〒130-0026　
東京都墨田区両国2-17-2
JR両国駅　西口から徒歩2分
都営大江戸線両国駅から徒歩7分