生後2ヶ月 ヘルメット治療の適用範囲(レベル3)からの改善例

今回ご紹介するのは、医師にヘルメット治療を提案され、ある程度覚悟しながらも「それまでに何かできることはないか?」と調べ、当院に相談に来られたご家族のケースです。

来院時の状況


施術開始時の年齢
:生後2ヶ月

斜頭症に気づいた時期
:生後すぐ

施術前の状態
右後頭部の凹左側頭部の凸

通院頻度
週に1回の通院ペース

「ヘルメット治療を勧められたけれど…」— 相談までの経緯

生後早い段階でお子さまの頭の歪みに気づき、斜頭症専門の医師に相談されたご家族。

診察の結果、
✅ ヘルメット治療の適用範囲である
✅ ただし、首がすわるまでは治療を開始できない
✅ 首がすわる頃に再検査をして判断しましょう

と言われたそうです。

この説明を受けた保護者の方は、
「ヘルメット治療が必要なら受けるつもり。でも、それまでに何かできることがあるなら試したい。」
と考え、情報を探していた中で当院にたどり着かれました。

「2ヶ月でどこまで変わる?」— 施術開始

初回の来院は12月。2月には再検査を控えている状況。

お子さまには右側への強い向き癖があり、来院時もベビーカーの中で右を向いて寝ている状態でした。
写真では分かりづらいかもしれませんが、初回の触診では、特に右後頭部の凹みが目立って感じました。

保護者の方も、
「ヘルメット治療はできれば避けたいけれど、無理なら受け入れる。でも、今できることをやりたい。」
という思いがあり、施術を開始することになりました。

週1回の通院とご自宅でのケアを並行しながら、できる限りのアプローチを行いました。

「形が変わってきた!」— 施術の経過

施術を続ける中で、少しずつ頭の形に丸みが出てきました。
ご自宅でも積極的にケアを実践され、毎回の来院時には、
「こういうときはどうすればいいですか?」
「この方法で合っていますか?」
と具体的な質問をされながら、試行錯誤して取り組まれていました。

その結果、施術を重ねるごとに
✅ 頭の形に丸みが出てきた
✅ 向き癖も少しずつ改善
と、目に見える変化が現れてきました。

「ヘルメット治療は必要なし」— 2ヶ月後の診察結果

そして迎えた2月の診察。

医師の診断は、
「ヘルメット治療をしなくても大丈夫なレベルになりました。よく頑張りましたね。」

保護者の方も安心した表情で、この結果を喜ばれていました。

「ヘルメット治療の前にできること」を試す選択肢

今回のケースのように、医師の診察で「ヘルメット治療の適用範囲」と言われた場合でも、それまでの期間にできることはあります。

✅ できる限りの対策をして、治療を回避できる可能性を高める
✅ たとえヘルメット治療が必要になったとしても、より良い状態でスタートできる

「ヘルメット治療を絶対に避けたいわけではない。でも、その前に少しでも良くなる方法があるなら試してみたい。」

そうお考えの方は、まず一度ご相談ください。


早期相談の重要性
お子さまの頭の形が気になる方は、一日でも早くご相談ください。
斜頭症は成長とともに改善が難しくなる場合もありますが、早めに適切なケアを始めることで変化が期待できます。
「これくらいなら大丈夫かな?」と迷っている間にも、時間が経過してしまいます。
お子さまの将来を見据え、早期の対応をおすすめします。

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