斜頭症と膜の関係:改善に重要な膜の役割とは?

斜頭症で悩む親御さんにとって、頭の形を改善するために何が必要なのかは大きな関心事です。
多くの方は、頭の骨そのものに注目しがちですが、実は「膜」も非常に重要な役割を果たしています。
特に、「硬膜」は斜頭症の改善に大きく関与しています。
この記事では、硬膜について詳しく解説し、その役割や斜頭症との関係についてご紹介します。

硬膜とは?

硬膜とは、頭蓋骨の内側にある膜の一つで、脳と脊髄を包み込む非常に強靭な膜です。
脳を保護する役割を持つだけでなく、頭蓋骨と脳を結びつけ、頭部全体の構造を安定させる役割も担っています。
この硬膜が正常に機能することで、脳や神経系の働きがスムーズに保たれます。

硬膜の役割

硬膜の最も重要な役割の一つは、脳を外部からの衝撃や圧力から守ることです。
さらに、頭蓋骨の内側にピッタリと貼り付く形で存在し、頭の形にも影響を与える重要な要素となっています。
柔軟性を持ちつつも強靭な構造を持つ硬膜は、脳や神経の働きを保護し、頭全体のバランスを保つ要として機能しています。

硬膜と斜頭症の関係

斜頭症を改善する上で、硬膜の可動性が非常に重要です。
硬膜が緊張し動きが制限されると、頭蓋骨の歪みが改善しにくくなることがあります。
これは、頭蓋骨の歪みだけでなく、頭蓋内の膜が正常に動かないと、頭部全体のバランスが崩れてしまうためです。

特に斜頭症のように頭蓋骨が左右非対称に変形している場合、硬膜が引っ張られたり、部分的に硬くなってしまうことがあります。
このような状態では、頭蓋骨の歪みが固定されてしまい、治療が進みにくくなります。

硬膜の可動性を保つことが斜頭症改善のカギ

斜頭症の改善には、硬膜の可動性を取り戻すことが重要です。
硬膜が柔軟で正常に動く状態を保つことで、頭蓋骨の自然な位置に戻る力をサポートすることができます。
硬膜の柔軟性が回復すれば、頭の形も徐々に改善しやすくなります。

また、全身のバランスにも影響を与える硬膜は、背骨や骨盤など他の部分の歪みにも関連しています。
そのため、斜頭症を改善する際には、頭部だけでなく全身の調整も重要です。
特に、硬膜と骨盤の関係は深く、骨盤が歪んでいると硬膜に影響が及び、結果的に頭の形に影響を与えることもあります。

まとめ

斜頭症の改善には、頭の形だけに注目するのではなく、硬膜の可動性を保つことが重要です。
硬膜が正常に機能することで、頭蓋骨の歪みが改善しやすくなり、治療の効果が高まります。
また、硬膜は頭蓋骨だけでなく全身とも関連しているため、体全体のバランスを整えることが斜頭症の改善に繋がります。
もしお子さんの斜頭症が気になる場合は、頭だけでなく、膜や全身のバランスにも目を向けた治療を検討してみてください。

施術について

当院の施術は、オステオパシーという手技をベースに行います。オステオパシーは非常にソフトで優しい施術です。

歪んでしまった頭は本来の動きが制限されていますので、優しく触りながら本来の動きを取り戻せるように誘導していきます。
頭蓋骨を直接触る物理的なアプローチだけでなく、脳が成長して大きくなる力や液体の力など、内側からの力を利用して頭蓋骨を矯正します。

頭部の突き出た部分を強く押して元に戻すのではなく、内側からの力を活用することで、触れるだけの優しい施術でも改善を目指すことができるのです。

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